看護師の残業実態について

どんな仕事でも残業は存在していますが、看護師もなかなか残業が多い傾向にあります。医療機関での仕事は、規定時間や作業が終われば仕事をぴたっと止められるというものではありません。突然患者さんの容態が急変したり、緊急の患者さんが運び入れられることもあるからです。そのため、看護師が時間通りに仕事を終了させるのは困難になっています。ある機関が調査した統計では、交代勤務者の20パーセントが月に30時間を超えた残業を行っていることが分かりました。中には、月60時間もの残業を行っている人も4.3パーセント居たことが分かったのです。これは、身体的な負担だけでは無く、精神的な負担などによっても健康を害するレベルと言えるでしょう。20代の若い看護師は、新入社員の指導をしたり勉強会の準備や就業後のカルテ整理等に時間を取られていることが多くあります。さらに、始業時間より早めに出勤をすることもあるようです。働く時間が長くなることによって考えなければならないのは、医療事故のことかもしれません。労働時間が長ければそれだけ集中力も途切れてしまい、医療事故に繋がるのです。ただし、何も対策が取られていない訳ではありません。業務を精査することによって無駄を省いたり、有給休暇の計画的な取得や夜勤の人数を増やしたりして、体制の見直しを行っている医療機関もあります。しかし、組織ということもありすぐに状況が変わるわけではありません。長期的な取り組みを行っている所が多いので、長い目でみることも必要となります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です